熱い缶コフィー diary

気持ちを込めて書かさせていただいてます。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第二の手記

私は最強のデュエリストにはなりませんでしたが、 やがて地元の中学校に入学しました。 14歳になり、学年の皆の顔がようやく 分かるようになった頃、 ある噂が学校中に回ったのです。 「シヅ子、太一のことが好きらしいよ。」 シヅ子は学年一の色女でありま…

第一の手記

欲の多い生涯を送ってきました。 私は福岡の中心から少し離れた場所で 生まれました。 名は西園太一と言います。 不自由のない暮らしを送ってきましたが、 私には人間というものがわからないのであります。 大体の道理は理解して生きてきた つもりなのですが…

はしがき

私は、その男の写真を三葉、見たことがある。 一葉は、その男の少年時代とでもいうべきであろうか。八歳前後かと推測される。 野球をしているのだろうか。 色黒で使い古したキャップを被っている。 ちんぽの皮も被っていることが易く推測される くらい幼き顔…

運命の出逢い

よく「運命の出逢い」という言葉を耳にする。 その度に1年半彼女のいない俺は "しょーもない"という言葉で片付けていた。 しかし、今までの俺の考えを一転させる 出来事が起きた。 俺は地下街をスマホを見ながら1人で歩いていた。 すると、前の障害物を避け…

博多の男

筆を取らずにはいられなかった。 7月15日4:59 山笠のフィナーレ追い山が走り出す。 男たちの「おいさっ」という声とともに 山を担ぎ、街を走る。 感動した。 男たちが一つのことを汗を流して作り上げる。 なんて素晴らしい祭り。 なんて美しい行事なんだ。 …

北三黒と深い衝撃

キタサンブラック。 言わずと知れた名馬である。 北島三郎の馬で、G1レース7勝。 日本競馬界での歴代トップの成績である。 俺はこの馬を軸にしなかった。 その度に当たり前のように勝ち、 オーナーの北島三郎が「祭り」を 熱唱するのだった。 俺は負け馬券を…