北三黒と深い衝撃
言わずと知れた名馬である。
北島三郎の馬で、G1レース7勝。
日本競馬界での歴代トップの成績である。
俺はこの馬を軸にしなかった。
その度に当たり前のように勝ち、
オーナーの北島三郎が「祭り」を
熱唱するのだった。
俺は負け馬券を握り締めながらこの「祭り」を
聴いていた。
だから「祭り」が嫌いだ。
そんなことを思い出していた最中、
合コンで知り合った女の子からメッセージが届いた。
「今度、きゃなと○○くんたちと4人で祭り行くよー」
もちろん福岡にいる俺はメンバーから漏れていた。
きゃなは合コンに来ていた4人の女子の中で
1番可愛い子だった。
祭りにいく○○は俺に
「祭りに行かんお前が祭りに行く俺に
意見してくんな。」
と心無い心を吐き捨てた。
(○○だけにまるまる太りやがって。)
俺はこの夏も皆が祭りを楽しんでいる中、
冷たい缶コーフィーに幸せを感じるだけだろう。
何はともあれ、この報告を聞いたときは
深い衝撃だったなぁ☆